コロナ・ショックは今までとは全く違う新しい経済危機です。
今までは・・・
上図にあるように金融不安や物理的損壊によって実体経済が悪化したケースでした。
しかし、コロナショックは、金融不安や物理的損壊には問題がなく、実体経済が悪化しています。
なぜ、悪化するのか・・・。
それは感染症の大流行を抑えるために、経済活動の自粛が求められるからです。
ロックダウンで経済活動は自粛から制限へと変わり著しくダメージを受けることになっています。
ちなみにロックダウンによって欧米のレストランはというと、まさしく『完全停止』状態になっています。
レストラン以外でも、外出規制・店舗閉鎖によって経済の悪化が表面化しています。
●店
★ユニクロ
北米の全店50店舗を休業(3/17〜)
★アップル
全世界の店舗を休業(3/11〜)
★スターバックスコーヒー
北米の直営店を閉鎖(3/20〜2週間)
★日本の百貨店売上(免税品)
マイナス65%(2月)
●移動
★NYマンハッタンの地下鉄利用
マイナス75%(3/14〜20)
★JAL
国際線の70%にあたる約3600便を運休(3/29〜4/30)
★中国国内の旅客数
マイナス83%
●宿泊
★旅行サイト・米エクスペディア
4000万ドルの損失(1月〜3月予想)
★エイチ・アイ・エス
黒字から赤字に下方修正(プラス110億円→マイナス11億)
★帝国ホテル
純利益を14億円下方修正
●レジャー
★ディズニーランド
休園(カリフォルニア、フロリダ、パリ、東京)
★シルクドソレイユ
破産申請の可能性
★ユニバーサル・スタジオ
休園(大阪は4/12まで、アメリカが4/19までの予定)
また、製造業にも影響が出ていて、「自動車業界」ではロックダウンで工場停止、販売減少予想、そこに原油安も加わり資源企業にも影響が出ています。
まさしく、ドミノ式に悪化していっています。
そんな中、各国で企業を救う政策が発表されていますね。
日本はというと・・・3/28に安倍首相が「ターゲットを決めて思い切った給付を行っていく」としていますが、実際はどうなんでしょう・・・。
新型コロナが収束に向かっていくまでは、なんとかして、会社・お店を存続しなくてはなりません。
是非、本当に思い切った政策を期待しています。
1世帯にマスク2枚と言われてもピンときません・・・。